コロナ禍のもとで開幕を迎えたオリンピック。感染が収まらない中での開催や、組織委員会メンバー・スタッフの発言など、いくつもの問題とそれらへの批判がこれでもかと出てきました。9月5日のパラリンピック終了後には、そうした開催のあり方や意思決定の過程について、きちんと検証する必要があるでしょう。
ただ、日本を含めて世界中の多くの選手たちは、開催されるかどうかもわからない中で、最高のパフォーマンスを見せるべく努力してきました。こうしたアスリートたちがしのぎを削る国際大会は、選手個人だけでなく、選手が所属する国々への理解を深める大きなきっかけにもなります。特に、国を代表して競う大会でもあるため、みなさんもテレビ中継の中で「国旗」をたびたび目にされているのではないでしょうか。
この記事では、世界の40カ国あまりの国旗にある「まちがい」をさがしながら、それぞれの国の成り立ちや国旗にまつわる歴史がわかる書籍『国旗のまちがいさがし』(苅安望[監修])から、選りすぐった問題を出題します。みなさんは上の国旗の「まちがい」、どこかわかりますか?[難易度★★★(★から★★★★★の5段階)]
フランスの注目の選手
正解の前に、今回の記事で取り上げた国「フランス」の選手団の中でも注目の選手を、少しご紹介しておきましょう。
テディ・リネール(柔道男子・100キロ超級)
2012年ロンドン五輪金メダリスト、2016年リオ五輪金メダリスト。「テディ・ベア」の愛称で知られる身長204cmの巨漢で、2017年まで世界選手権8連覇。
ケビン・マイヤー(陸上男子・十種競技)
2016年リオ五輪銀メダリスト。2018年に陸上十種競技の世界記録を更新し、現在も世界記録保持者のまま東京五輪に挑む。
ルノー・ラビレニ(陸上男子・棒高跳び)
2012年ロンドン五輪金メダリスト、2016年リオ五輪銀メダリスト。2014年に、セルゲイ・ブブカが持っていた室内世界記録を21年ぶりに更新。