60歳の貯蓄100万円未満が増加。二極化はどこまで進んでいるか

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還暦60歳はセカンドライフの入り口。会社員なら定年を迎え、家庭では子育てが一段落し、自分の時間を持てるようになれば旅行や趣味に興じたいと考える人も多いのではないでしょうか。筆者もそのうちの1人なのですが、セカンドライフの現実を覗いてみると、そう甘くはないようです。

PGF生命※が2021年4月、今年還暦を迎える1961年生まれの男女を対象に「2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を実施。その結果から、60歳のリアルなお金事情を見てみましょう(有効回答:2,000人)。

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※プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社

還暦人の理想と現実

理想のシニア像は?

まずは「なりたいシニア像」について聞いたところ、回答数の多いトップ3は以下のようになりました(複数回答)。

  • 1位「悠々自適シニア(のんびりと自由に過ごす)」(920人)
  • 2位「趣味人シニア(趣味を楽しむ)」(707人)
  • 3位「マイペースシニア(何事もマイペース)」(651人)

男女別に見ても1位は「悠々自適シニア」で共通しています。好きなことをしてのんびり過ごすのが理想と考える還暦人は、少なくないようです。

60歳で完全リタイアを考えるのは少数

一方、60歳以降、何歳まで働きたいかと聞いたところ、平均は67.2歳。約8割は65歳以降も働きたいと回答しており、3人に1人は70歳以降も働きたいと考えているようです(図表1参照)。

反対に、働くのは60歳までと考えているのは約15%。理想とする「悠々自適」の暮らしは、少なくとも65歳以降のことをイメージしているのかもしれません。

図表1:60歳以降、何歳まで働きたいか

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出所:「2021年の還暦人に関する調査」(PGF生命)

参考記事

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執筆者
  • 中野 令子
  • ファイナンシャルプランナー/コラムニスト

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。大手証券会社で約17年勤務。個人と法人向けに金融商品の販売に従事。現在は家業を手伝うかたわら、資産運用や保険のコンサルを行う。毎日の生活の中にあるお金をテーマに「くらしとお金の経済メディア LIMO」に執筆するほか、「女性の老後のためのメディア ミュゲ」の監修者として活動中。難しくて敬遠しがちな金融のしくみについて、わかりやすく説明。プライベートでは2児の母として、奮闘する毎日。