老後の年金額は「夫婦の働き方」でこんなに違う

~国民年金・厚生年金、みんないくらもらってる?~

Diana Golysheva/shutterstock.com

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老後に受け取る「年金額」は、現役時代に加入していた年金制度によって大きな違いがありますね。

「国民年金・厚生年金」どちらの年金制度に加入するかは、働き方によって決まります。そして、実際に受給できる金額は、年金加入期間や収入などに左右されるため個人差があります。

今回は、それぞれの受給額分布をみたあと、国民年金と厚生年金の「年金格差」にフォーカスしていきます。夫婦の働き方は、どのくらい年金受給額を左右しそうでしょうか。

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年金のしくみをおさらい

さいしょに「二階建て」構造などと呼ばれる、日本の年金制度の基本をおさらいしましょう。

国民年金・厚生年金「加入の対象」

  • 1階部分「国民年金」・・・日本に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務
  • 2階部分「厚生年金」・・・公務員や会社員などが「国民年金」に上乗せして加入

国民年金・厚生年金「老後に受給できる年金」

●国民年金だけに加入していた人…自営業、フリーランス、専業主婦(夫)

「老齢基礎年金」(1階部分のみ)

●厚生年金に加入していた人…サラリーマン・公務員など

「老齢基礎年金」+「老齢厚生年金」(1階部分+2階部分)

国民年金「老後の年金額」

ここからは、厚生労働省年金局の「令和元年(2019年)度 厚生年金・国民年金事業の概況」をもとに、今の年金受給者のみなさんが、どのくらいの年金を受け取れているかを見ていきます。

まずは、自営業・フリーランス(第1号被保険者)や専業主婦など(第3号被保険者)が受け取る国民年金(老齢基礎年金)から。

国民年金平均年金月額

全体…5万5946円
男性…5万8866円、女性…5万3699円

国民年金【男女別】年金受給額分布

国民年金【男性】年金月額階級別老齢年金受給権者数

1万円未満…1万2693人、1万円以上~2万円未満…6万803人
2万円以上~3万円未満…22万1983人、3万円以上~4万円未満…70万6206人
4万円以上~5万円未満…134万5582人、5万円以上~6万円未満…312万4529人
6万円以上~7万円未満…849万4551人、7万円以上…38万1323人

国民年金【女性】年金月額階級別老齢年金受給権者数

~1万円未満…6万6247人、1万円以上~2万円未満…24万4695人
2万円以上~3万円未満…74万63人、3万円以上~4万円未満…226万4161人
4万円以上~5万円未満…336万406人、5万円以上~6万円未満…454万1337人
6万円以上~7万円未満…598万7227人、7万円以上…144万306人

国民年金の受給額には男女差はほとんどありませんね。ちなみに、令和3年度の国民年金保険料は、一律で1万6610円(月額)です。

次では同様に、厚生年金について見ていきます。

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執筆者

 早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を学ぶ。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務において15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。