お金を育てて、老後に備える

65歳以上の「無職・高齢者世帯」の貯蓄額をながめてきました。過去数年、減少傾向であったものが、2020年にプラスに転じていました。また、平均額は毎年2000万円を超えています。

ライフスタイルや健康状態などによって、老後の生活にどのくらいお金が必要かには、当然個人差が出てきます。またメイン収入となる年金の受給額についても、現役時代の働き方や収入によって人それぞれです。

長期化するコロナ禍。先行きが見えないこの時期だからこそ、長い先を見据えたマネープランをじっくり見直す好機といえそうです。

お金にまつわる「課題点」は、世代・そして世帯によって違います。ゆとりの老後に向けた「お金の育て方」は、信頼できるマネーのプロと二人三脚で見つけていかれるとよいかもしれません。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」［貯蓄・負債編］によると、ゆうちょ銀行，郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構，銀行及びその他の金融機関（普通銀行等）への預貯金，生命保険及び積立型損害保険の掛金（加入してからの掛金の払込総額）並びに株式，債券，投資信託，金銭信託等の有価証券（株式及び投資信託については調査時点の時価，債券及び貸付信託・金銭信託については額面）といった金融機関への貯蓄と，社内預金，勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考資料