「低年金・無年金」から抜け出す方法

ここまで、受給要件や注意点をお話させていただきました。

第1号被保険者の方や、うっかり未納期間があるなどの理由で、低年金・無年金から中々抜け出せないという方もいらっしゃるかと思います。

年金以外の対策としてご検討いただきたいのが「iDeCo」や「企業型確定拠出年金」などの制度を使う方法です。

これらの制度をお使いになることで、公的年金の受給額が仮に手薄な場合も、それを補う効果が望めます。

ではここで、簡単に「iDeCo」と「企業型確定拠出年金」の特徴をお話します。

まずはiDeCoに関してご説明します。国民年金基金連合会の「iDeCo公式サイト」をもとにまとめました。

iDeCo（イデコ）の概要

 iDeCo（イデコ）は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
基本的に20歳以上60歳未満の全ての方が加入でき、多くの国民の皆様に、より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法のひとつとして位置づけられています。

基本的にiDeCoは職業に関係なく加入できますが、加入される方の就業形態（正社員か、自営業者か、など）により、月々掛けられる金額が異なりますので、注意が必要です。