「貯めて・増やす」のバランスを大事に

「人生100年時代」がといわれる今日、これからは老後もお金を「貯めて・増やす」時代かもしれません。

現役世代のみなさんが資産形成を考えるときも、この「バランス配分」を大事にしてください。超低金利の今、銀行などに何となくお金を預けていてもなかなかお金は増やせないのが実情です。

また30代からは住宅ローンや教育費が発生したり、今回のコロナ禍のような予想しない出来事で急に家計が苦しくなったりするケースもあるでしょう。

そこで、「資産運用」を視野に入れることをお勧めします。税制優遇制度であるiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やつみたてNISAなどの活用を検討されてもよいでしょう。

「何のためにお金を増やしたいのか」を考えてみよう

資産運用をするにあたって、重要なことがあります。

それは、「自分は何のためにお金を増やしたいのか」を明確にすること。

資産運用は預貯金とは異なり、元本が保証されません。ときには元本割れも起こるでしょう。

そうしたときに目標が漠然としていると、結果が良くないときに「何となく怖い」と、途中で運用をやめてしまいやすくなります。

資産運用は、期間が長ければ長いほど、リスクは軽減され、リターンは安定してきます。老後を豊かにくらすためのまとまったお金を作るには、コツコツと積立を続けていく根気が必要です。

とはいえ、いきなり資産運用と言われても不安はたくさんあるでしょう、お金の不安や悩みは、お金の専門家であるアドバイザーに相談してみることをおすすめします。

参考資料

齊藤 慧