対策③ 貯金の習慣がついたら資産運用も
毎月決まった金額が貯金できる習慣が身についたら、銀行などの預貯金よりも高い金利を期待できる「資産運用」にも目を向けてみましょう。
資産運用といっても、金融商品にはたくさんの種類があります。
預貯金にくらべて運用中のリスクはあるものの、比較的初心者の方でも始めやすいものとしては「貯蓄型保険商品」などがあります。また、少し難易度のあがる投資信託などは「毎月少額からつみたて投資」ができます。
つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)なども、この投資信託を購入する方法としてよく知られる税制優遇制度ですね。
毎月自動的に掛金が引き落とされていきますので、1日の大半は忙しく働く現役世代におすすめの方法です。
「やり方がわからない」時はどうする?
定年まで働き10~15年の老後を過ごすというのが昔の日本人の平均寿命と老後生活のバランスでした。
しかし、「人生100年時代」が迫るいま、老後の期間がのびた分、多くの老後資金が必要な時代となりました。
「年金格差」や「老後格差」という言葉を耳にするようになりましたが、やはり末長く人生を楽しむためには、自助努力による資金形成がもはや必須の時代といえます。
「やり方がわからない」「何から始めて良いかわからない」という方は、無料セミナーに参加したり、専門家に無料で相談出来るサービスの利用を検討したりしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省 「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通し-2019(令和元)年財政検証結果―」
- 厚生労働省 「一緒に検証!公的年金~財政検証結果から読み解く年金の将来~」
- 厚生労働省 「平成16年年金改正制度に基づく財政見通し等 世帯類型別の年金額および所得代替率」
- 厚生労働省年金局「令和元年度(2019年度) 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 熊谷良子(LIMO)「国民年金&厚生年金「いまの、シニアの受給額」~グラフで「ねんきん」丸わかり~ 」
尾崎 絵実