特に疲れてきたり、ストレスがかかったりすると、そういう原始的な欲に自分では気づかないまま動かされてしまいます。そうなってしまってはどんなに理性で抵抗してもダメ。理性まで援護射撃をする状態になりますから。これはダイエットでも同じことが言えます。
「欲には勝てない」前提で計画を考えることが成功の秘訣です。節約できなくて自分自身の期待を裏切ったとき、「私は節約できなかった」と自己嫌悪に陥って、それが繰り返されると「私は節約は向いていないんだ、できないんだ」と思い込んでしまうことになりかねません。
なので、給料が振り込まれた瞬間に、貯めようと思っている金額を貯めてしまった方がいいのです。着実ですし、貯金そのものが成功しやすいのに加えて、変に自己嫌悪に陥ってしまうことを防げます。
まとめ
いかがでしたか。最初は生活費の1ヶ月分を貯めてみてください。そうすれば徐々に貯金生活のペースもつかめてきます。それができたら、ぜひ3ヶ月分の貯金を目標に頑張ってみてください。
次回はお金の預け先や預け方についてお話しします。
書籍概要
『年収200万円の私でも心おだやかに毎日暮らせるお金の貯め方を教えてください!』(SBクリエイティブ)
著者:坂本綾子(ファイナンシャルプランナー)
発売:2021年2月18日(木)
定価:1300円(税別)
著者プロフィール
坂本 綾子(さかもと あやこ)
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定CFP(R))。熊本県生まれ。明治大学文学部卒業。20代は貯めては使ってしまう貯蓄リバウンドを繰り返していたが、29歳の時、女性誌の編集長命令で生命保険の記事を担当したことをきっかけに、マネーライターとして生活者向けマネー記事を取材・執筆するようになり、自らも実践。1999年ファイナンシャルプランナー資格を取得。2008年より情報サイト「オールアバウト」マネーガイドとして「預金・貯金」「銀行・郵便局」などの記事を執筆。2010年より独立した立場のFPとして活動を始め、家計相談やセミナー講師も行なっている。
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