ふるさと納税=節税、ではない
ふるさと納税で多いのは、「ふるさと納税は節税」という勘違い。ふるさと納税は、税負担が軽くなるわけではなく、あくまで「寄附」。正確には「実質2000円で地域の返礼品が得られる」というのがメリットです。
ふるさと納税=節税ではないことに気をつけましょう。
節税制度として、ふるさと納税とよく引き合いに出されるのが、イデコ(個人型確定拠出年金)です。
イデコ(個人型確定拠出年金)とは、毎月の掛金の運用方法を自分で選び、老後資金を形成する制度です。
イデコは、掛金が「全額」所得控除の対象になります。また、受給する際も税控除が受けられるのも魅力です。
将来、公的年金制度はどうなるかわかりません。老後を豊かに暮らしたい人は、毎月ちょっとずつ投資をして、資産形成を進めておきたいところです。
ふるさと納税も魅力的ですが、「節税」ができるイデコもこれを機会に検討してみるといいかもしれません。
参考資料
- 総務省「武田総務大臣閣議後記者会見の概要(令和3年6月11日)」
- 総務大臣「ふるさと納税に係る返礼品の送付等について」
- 国税庁「No.1155ふるさと納税(寄附金控除)」
- 総務省「ふるさと納税ポータルサイト よくわかる!ふるさと納税」
- 総務省「ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ」
齊藤 慧