【株式市場の経済学】配当利回りの高い銘柄も株価上昇が大きい展開

いよいよ年の瀬が近づいてきました。12月にしては暖かかったり急に寒くなったりと落ち着かない気候ですが、株式市場は堅調に上昇し、にわかに年末ラリーとも言える状況です。そこで、現在の株式市場の動向ついて個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)編集部に話を聞きました。

大型株が堅調な相場上昇

――現在、株式市場は日経平均株価が1万8,000円を超え、大きく値を上げる大型株も目立ちます。初めにどのような銘柄の値動きが良いのかについて教えてください。

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Longine編集部(以下、Longine):円安の恩恵を受ける自動車セクターやエネルギー価格が上昇傾向にある化学セクターの株価が堅調です。Longineの推奨銘柄を中心に言うと、誰もが知っているような大型株が上昇したのが特徴的です。

株式市場が本格的に反転する時には、まずテーマ投資関連や小型株の値動きが良くなり、その後大型株への投資資金流入が始まり、しばらく株式市場の上昇基調が続くことが多いですが、今回は大型株にいきなり資金が流入してきた印象があります。

その一方、ここ1週間を見ると、円高時に堅調だった内需やターンアラウンド(再生)銘柄の株価は一段落という印象です。投資家の目線が変わってきているなという見方もできます。

>>【参考】Longine推奨銘柄の配当利回りと株主優待まとめ(2016年12月2日終値)

好調な銘柄の配当利回りは魅力的

――株価が上昇している銘柄の配当について教えてください。

Longine:先ほど、自動車や化学セクターの株価が堅調という話をしましたが、それらの配当利回りは高いものですと3%、それ以外でも1~2%はあります。今の低金利での資産運用環境を考えれば、悪くない利回りといえます。その上、株価上昇による値上がり益を手にできるのであれば悪くはないでしょう。

株主優待はどうか

――自動車や化学セクターの株主優待はいかがでしょうか。

Longine:自動車や化学セクターの株主優待は、他のセクターに比べると魅力に欠けるというのが実際のところです。株主優待を目当てにするのであれば、小売りセクターなど自分が良く使うサービスや商品を提供している企業を選別して投資をするのがよいでしょう。

ただし、株主優待にばかり目がいってしまうと、投資した銘柄の株価が下がって塩漬けになることも起こり得ます。長期でじっくり保有できる銘柄に投資をして、おまけで株主優待を狙うというくらいがちょうどよいかと思います。

――本日はありがとうございました。

 

LIMO編集部

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LIMO編集部は、国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーを中心に構成されています。金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。