節約だけじゃない「新車ならではの特約」を検討しよう

これは節約術ではありませんが、車両保険に「新価特約」を付加させることで万一の時の補償を充実させることができます。

新価特約とは、事故などで車が全損になった場合、または修理費が新車価格相当額の半額以上となった場合、実際にかかる自動車の再取得費用(車両本体価格+付属品+消費税)または修理費を新車価格相当額を限度に保険金が支払われる特約のことを言います。

たとえば、オプション込みで300万円の車を購入したとして、その車が全損もしくは修理費150万円以上となってしまった場合に300万円の保険金がおりるということです。

この特約は事故以外にも冠水などでも使うことができるため、昨今の天候不順などを考慮しても付加しておくことはより安心感を高められることでしょう。

ちなみにこの特約は初度登録年月(または初度検査年月)の翌月から起算して73カ月以内であることが条件となっています。新車割引よりも範囲が広くなっているのも特徴的です。

おわりに

自動車保険は少しでも安くして、少しでも保障を手厚くすることが鉄則。車を買い替えるタイミングがもっとも保険を見直すタイミングとして最適ですので、買い替えの際はご一考ください。

参考資料

宇野 源一