今からできる貯蓄のコツ3つ
ここからは、今からできる貯蓄のコツを3つ、解説していきます。
生活水準を下げる
定年後は収入が減る場合が多いので、節約を考えざるをえません。とはいえ、節約と聞くと、何から始めればいいかわからない人もいると思います。
すぐに見直せるものとして、食費が上げられます。このほかにも携帯電話や電気・ガスの料金プランの見直しなど、できることはたくさんあります。まずは少しでも、今の家計に合ったライフスタイルに少しずつ縮小させていくことも必要となるでしょう。
浮いたお金を貯めておく
節約に成功したら、浮いたお金はきちんと貯蓄をしたり、投資運用にまわしたりして老後に備える準備をしておきましょう。
収入のうち、何割を貯蓄するのかをあらかじめ決めておくことをおすすめします。
老後も資産運用を活用する
老後資金を貯めることを考えたとき、年齢を理由に貯蓄を諦めることは、とてももったいないことだと筆者は考えます。
50代の方は老後目前ということもあり、「もう歳だから…」と諦めてしまう方もいらっしゃいますが、今は人生100年時代です。老後資金を準備するのに遅すぎることはありません。
ただ、資産運用をする上で一つだけ注意して欲しいことがあります。それは、運用を始める前はプロに相談する、ということです。
50代の方の中には、退職金や貯蓄のほとんどを一気に資産運用にまわそうと考える人もいらっしゃいます。そうした方法はリスクが高いのでおすすめしにくい投資方法です。投資は基本的に元本保証がなく、預けたお金が半分以下になる可能性もあります。
本来であれば、投資は分散して長期でコツコツとおこなうことが望ましいのですが、50代60代で投資を始める場合は時間も限られているため、より慎重におこなう必要があります。できればIFA(独立系ファイアンシャルアドバイザー)などに相談してからスタートするのがよいでしょう。