つみたてNISAのポイント③ 「売却のタイミング」を都度見極める必要がある

3つ目は「売却するかどうかの判断が、その都度必要となる」という点です。

つみたてNISAの非課税枠を使って毎年40万円を投資した場合、仮に同じ投資信託を買い続けたとしても、購入した年ごとに、それぞれの損益が管理されることになります。

ある年のものは利益が出ているのに、別の年のものは損している......このような状況が将来生じる可能性があります。

また、各年分の投資枠の非課税期間は20年後には終了しますから、少なくとも非課税期間が終了する時点までに、「各年分」ごとに売却するか、継続するかの判断が必要となります。

長く投資をしたほうが利益は出やすくなりますから、できれば非課税期間の20年間は保有し続けていただきたいところではありますが、つみたてNISAは途中解約も可能です。

市場の動きには関心を寄せつつ、お手持ちの投資信託の損益を照らし合わせながら、売却するかどうか判断していく必要があります。