名古屋生まれの喫茶店として知られるコメダ珈琲店は、全国に890店舗以上の店舗を構えるコーヒーチェーンです。美味しい珈琲はもちろん、メニューが豊富な点や居心地のよいリビングのような空間が人気の理由となっています。

今回、コメダ珈琲店では全国の店舗にて2021年7月16日(金)から25日(日)までの間、数量限定で夏のお楽しみ袋「サマーバッグ2021」を販売することを発表しました。販売に先駆けて、6月7日(月)より各店舗で予約受付が開始。便利なコーヒーチケットにオリジナルグッズが付いたセットは、早くも話題となっているようです。

回復の兆しをみせるコメダ珈琲店

コメダ珈琲店が2021年4月に発表した「2021年2月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」によりますと、当連結会計年度(2020年3月1日~2021年2月28日)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により、極めて厳しい事業環境に。臨時休業や営業時間の短縮をおこないつつも、3密の防止を徹底しながら店舗を運営しました。

この間、コメダ珈琲店では店頭販売やデリバリーの拡充、テイクアウト強化のための専用メニューの導入などをおこないました。衛生対策等を徹底した店舗運営を継続しながら季節限定メニューの販売や、アイスコーヒー・サマーバック・コラボレーション福袋といった物販の強化などを実施。

また、コロナ下においても満足してもらえるよう、くまモンとのコラボ商品「シロノワールくまもとモンブラン」や欠品するほどの話題となった「コメ牛」、初めて自社工場で製造した小倉あんを使用した定番人気商品「小倉ノワール」などのメニューを販売するなどの工夫し、多くの来客が訪れました。

結果、当連結会計年度の売上収益は、288億3600万円(前連結会計年度比7.6%減)、店舗数は914店舗となりました。前年比ではマイナスとなっていますが、同業他社がマイナス2桁となっている中、コメダ珈琲店は回復の兆しを見せているようです。