出生数84万人余で過去最少 婚姻件数も約52万組で戦後最少に
厚生労働省が2021年6月4日に発表した「令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数))によると、出生数が84万832人で過去最小となりました。前年の86万5239人より2万4407人減少となっています。
また、婚姻件数も52万5490組で戦後最少を記録。さらに合計特殊出生率は1.34で、前年の1.36より低下を見せました。
結婚や出産にかかわる数値が軒並み減少傾向となっています。
このほか、出生数から死亡数を引いた自然増減数はマイナス53万1816人で、前年のマイナス51万5854人より1万5962人減少しています。
また自然増減率(人口を1000人としたときの発生比率)はマイナス4.3で、前年はマイナス4.2ですから、数、率ともに14年連続で減少かつ低下していることがわかります。
こどもの生まれる数が少なくなり、高齢化が急速に進んでいることを裏付けるデータとも言えそうです。