ちなみに、2人以上の無職世帯で65歳以上の持ち家率の平均は93.1%です。一般的に高齢になると賃貸住宅が借りにくくなるうえに、一番のネックは家賃を払い続けていかなければならないこと。

ただ、持ち家であっても、年金を受給するようになってからも住宅ローンの返済が続く場合はかなり家計の負担になることが考えられます。

収入・支出が最も大きくなる50代

さらに「家計調査報告(家計収支編)2020年」で、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の年代別家計収支を見てみます。

すると図表2のように、実収入(注1)が最も高いのは50代で695,882円、消費支出も338,611円と、50代で収入・支出がともに膨らんでいることが分かります。

図表2:世帯主の年齢階級別家計収支(2人以上の世帯のうち勤労者世帯、単位:円)

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出所:家計調査報告 [家計収支編] 2020年(令和2年)(総務省統計局)

40代〜50代にかけては、子供がいる家庭では大学費用で教育費がピークを迎えるタイミングでもあります。そこにローン返済も重なってくると、気付いた時には通帳の残高が想像以上に少なくなっていたという事態になりかねません。

50代は最後の貯め時と捉えて、家計をしっかり見直すことが大切だといえます。

注1 実収入:世帯主を含む世帯員全員の税込の現金収入の合計。給与のほか、事業・内職収入、公的年金等の社会保障給付、財産収入などが含まれます(ポイント利用分も現金収入に相当するものとされています)。