つみたてNISAは「長期間」運用することがポイント

つみたてNISAで資産形成を成功させるには、どうしたらいいでしょうか。

つみたてNISAは、先述した通り長期の積立投資を促進するための仕組み。だからこそ、非課税の投資期間である20年間継続して運用することがポイントです。

積立期間が長ければ長いほど、「複利」の効果で雪だるま式に資産が増える可能性は高まります。できれば、20年の運用期間はめいっぱい運用したいところです。

つみたてNISAを通じて保有している投資信託は20年の非課税期間が終了したあとも保有することは可能ですが、非課税期間終了後に生じた利益に関しては、通常どおり課税対象になります。もちろん、非課税期間中の利益に関しては、課税されることはありません。

長く投資することが重要なポイントですから、できれば20年以上、運用は継続したほうがいい・・・とはいえ、非課税期間は20年しかない、というところが、つみたてNISAのジレンマでもあります。

いずれにせよ、つみたてNISAは解約するタイミングや非課税期間終了時に投資を継続するかどうかの判断が重要になってきます。あわせて覚えておかれるとよいでしょう。

ちなみに、結婚や出産などのライフイベントでお金が必要になった場合は、途中解約も可能です。その場合は、元本割れの可能性もありますから、注意が必要です。