「退職金に頼らずに」老後資金を準備する方法
転職経験がある・転職を考えているという方は、ずっと同じ会社で勤めていた人に比べて退職金の額が少なくなってしまいます。そのような方は、自分でも老後資金を準備していきましょう。老後資金を準備する方法を3つご紹介します。
預貯金
まず基本的なのが、毎月の給料やボーナスからコツコツ貯金をしていく方法です。ただ、超低金利時代と言われるこんにち、銀行などの預貯金でお金を増やすことは期待できません。
たとえば、40歳から60歳までの20年間で1000万円を貯める場合、毎月約4万1000円の積立を欠かさず続けることが必要です。
個人年金保険
保険会社が用意している老後資金の準備のための商品に「個人年金保険」があります。毎月決められた保険料を支払っていき、契約時に決めた年齢から年金形式もしくは一時金形式で保険金を受け取ることができます。自分で計画的に貯金をしたり、お金の運用をしたりするのが苦手という方におすすめです。
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)
iDeCoは、自分が拠出した掛金を投資信託などの金融商品で運用し、60歳以降に受け取る私的年金制度です。掛金が全額所得控除の対象となり、運用益は非課税です。また、受け取る際にも税制優遇がありますので、節税しながら老後資金の準備ができます。
運用がうまくいけば、貯金や個人年金保険に比べて大きく老後資金を増やせる可能性も。ただし、理解しておきたいのは、投資信託は元本保証がない金融商品である点です。リスクを減らすために、長期・積立・分散投資を心がけましょう。