2)不動産などの現物資産を持つ

2つ目の方法は不動産などの現物資産を持つということです。

YouTubeウラケン不動産の中でも何度も解説していますのでここでは省略しますが、不動産はインフレやデフレに強く、経済の変化が起きたとしても価値が変わりにくいという特性があります。しかも、アパートなどの収益不動産で保有すれば、毎月家賃も入ってきます。

不動産の他には、金が現物資産として重宝されます。価値の保全として考えれば金もいいでしょうが、金は利息を一切生みませんので、その点は不動産にはかないません。そして節税の観点からも、不動産に勝る資産はないと思います。

3)移住ビザを取る

最後は移住ビザを取るということです。

コロナがそうであったように、グレート・リセットも、いつ、どこで、どのような形で起こるかは誰にも予測ができません。日本は地震などの天災リスクが常にありますし、もしかすると、私たちが日本を追われてしまう可能性もないとは言い切れません。

そういう意味では、いつでも日本以外の国に移り住める状態が理想だと思います。その点、私が住んでいるマレーシアや、フィリピン、タイなどは比較的移住ビザを取りやすく、日本からもアクセスしやすいので、移住先として人気です。

現実的には移住しないまでも、ビザを取れるときに取っておいて、いつでも海外で暮らせる状態にしておくに越したことはないと思います。

おわりに

さて、いかがでしたでしょうか? 今年のダボス会議は中止となってしまったものの、世界を動かしているリーダーたちが集まる会議のテーマが「グレート・リセット」だったのですから、私たちはグレート・リセットが起きると思って準備をしておくべきではないでしょうか。

浦田 健