アジサイの植え替え、植え付けの適期

地植えの場合、アジサイの植え付け適期は、11月~3月の晩秋~冬の時期です。

落葉してからのタイミングで植え付けをします。

アジサイは強健な植物なので地質は選びませんが、酸性寄りの地質では青系の花、アルカリ性寄りの土では赤系の花が咲きます。

ホームセンターなどで、「青あじさいの土」や「赤あじさいの土」等専用の培養土も販売されているので、これらを植え付けに使うと簡単です。

地植えのアジサイはかなり大きく成長するので、広いスペースを確保しましょう。

一日中、直射日光に晒されるところよりも、半日陰になる場所を選ぶのがポイントです。

鉢植えでアジサイを育てる場合は、一回り大きな鉢を選びましょう。7月頃に花を切り、樹形を剪定した後に行うのがおすすめ。

鉢への植え替え適期は花を収穫し剪定した後の7月~8月頃です。

アジサイは成長が早い植物なので、鉢植えの場合は年々鉢を替える必要があります。

根にも優しい、通気性の良い素焼き鉢がおすすめです。

地植えの場合はそのままで良いのですが、鉢植えの紫陽花は水切れに注意して管理しましょう。

葉が落ちた後も根は生きているので、水やりは行いましょう。

アジサイの剪定

極端な話ではありますが、アジサイは剪定をしなくても咲きます。

しかし、アジサイは成長が早いので剪定をしないと樹形が乱れたり、株が大きくなりすぎたりして花が観賞しにくいなどの問題があります。

7月半ばまでに、花の位置が目線の高さより上にならないくらいに剪定します。

美しく育てるためにも剪定は大切ですが、アジサイの花芽は枝先につくので冬場に枝先を剪定するのは厳禁です。

どうしても剪定する場合は花芽がつかない細すぎる枝や、混み入った枝だけにしましょう。

アジサイの花が咲かない原因は剪定をしないことではなく、切り詰めすぎて花芽がつかなかったり、花芽まで切り落としてしまうことです。

鉢植えの場合は、株にエネルギーを回すためにも早めに花を収穫しましょう。