オリンピックを開催するには、どうすればいい?

では最後に、子供たちにはちょっと視点を変えてもらって「どうすればオリンピックは開催できるか?」アイデアを出してもらいました。

「選手とか、関係者全員にワクチンを打つ」(小学5年生の男の子)

「オリンピック会場を、街中とかじゃなくて、人がいないところに作る」(小学3年生の女の子)

「陸上とかは、選手が自分の国で競技をして、それを衛星中継する」(小学4年生の男の子)

「今から急いでコロナの薬を作ったら、コロナにかかっても大丈夫だから開催できると思う」(小学2年生の女の子)

「ワクチンをいっぱい作って、世界中の人たち全員に急いで打てばいい」(小学3年生の男の子)

「1ヵ月くらい前から、PCR検査で大丈夫だった選手とか関係者だけを隔離して、外部の人は一切入れないようにする。そうしたら、誰もコロナにかからずに、オリンピックができると思う」(小学6年生の女の子)

「やっぱりワクチンしかないと思う。オリンピックの選手は、先にワクチンを打っておいたらいいと思う」(小学5年生の女の子)

賛成・反対の垣根を越えて、子供たちが一生懸命「どうしたらできるのか」を考えてくれたことに感謝です。

おわりに

連日ニュースになっているからか、子供たちも少なからず関心を抱いているオリンピック問題。一番いいのは、コロナが収束して、何の不安も心配もなく開催されること。しかし、現時点でそれを望むのは無理なこと。

この先、開催するにしろ中止にしろ、日本が重大な決断を迫られていることは間違いありません。いずれにせよ、子供たちも納得できる結論を出してほしいと思います。

大中 千景