どんな資産形成をしているのか?

ここまでで、資産形成がシニアライフにプラスに働いている可能性があることがわかりました。気になるのは、資産形成といっても具体的にはどのような取り組みなのか、ということではないでしょうか。

シニア予備軍とシニアに、どのような資産形成に取り組んでいるか(取り組んでいたか)を聞いたところ、図表3のような結果になりました。

図表3:取り組んでいる(取り組んでいた)資産形成の方法

出所:大和ネクスト銀行の調査をもとに編集部作成


全体として「円預金」がも最も多く、シニア予備軍で53.9%、シニアで67.0%となっています。とはいっても、現在の低金利下では円預金で増える金額はほんのわずか。そのため、株式投資や投資信託といったリスクをとる資産形成をしている人も20%前後いることがわかります。

具体的には、シニア予備軍でが株式投資が20.8%、投資信託が16.1%。シニアでは株式投資が29.8%、投資信託が21.8%となっています。