半導体シリコンウエハー国内主要各社、新工場建設の検討進む 既存工場がフルキャパ到達 2021.05.22 11:00 公開 執筆者稲葉 雅巳 電子デバイス産業新聞 信越化学工業、SUMCOのシリコンウエハー供給の大手国内2社が、相次いで新工場建設に向けた具体的な検討に入った。これまで既存工場の空きスペースに製造設備を追加して能力を高める「ブラウンフィールド投資」が主体だったが、半導体産業の長期的な成長が見込まれるなか、工場建屋から建設する「グリーンフィールド投資」が今後増えてくる見通しだ。今後、設備投資負担の増大に対して、顧客である半導体メーカーがウエハー価格の値上げにどの程度応じるかどうかがポイントとなりそうだ。 記事の続きを読む 関連記事 ソニー、3年間で半導体に7000億円投資。シェア回復へ増産投資を再開 ソニーは、2021~23年度を対象とした第4次中期経営計画で、イメージング&センシング・ソリューション事業(I&SS=半導体事業)に約7000億円の設備投資を行う。20年度から延期した増強案件に加え、製造プロセスや大判化対応などを充実させて、CMOSイメージセンサー(CIS)の利益率向上を図っていく。 EUVリソグラフィー、装置調達でデバイス各社が争奪戦 量産工程でEUVリソグラフィー技術の導入が進むなかで、半導体メーカーによる露光装置や検査装置の争奪戦が始まっている。EUV導入における、これらキーツールは供給できる装置メーカーが限られており、供給能力がネックとなっているためだ。EUVの採用企業としてTSMCとサムスン電子が覇権争いを演じているほか、一時外部アウトソースに傾きかけたインテルも新CEOのもと、EUV投資を積極的に推し進める姿勢を打ち出した。採用企業数が少ないことが、EUV関連市場に向けたネガティブな要素と考えられていたが、採用ユーザーの拡大に加え、1社あたりの導入・購買台数が桁違いに増えてきたことから、これら不安の大部分は払拭されてきた。 半導体製造の自給率アップへ、欧米で資金支援相次ぐ 先端半導体製造に向けて、欧米で国家レベルでの支援策が続々と打ち出されている。新型コロナウイルスに伴うサプライチェーンリスク、さらには米中対立などの地政学的リスクなども増大しており、自国内や域内での半導体生産強化を目指す。大手半導体メーカーの工場誘致も積極的に行う構えだ。一方、日本国内は2050年でのカーボンニュートラル実現に向けたグリーン成長戦略を掲げており、パワー半導体に照準を合わせた支援プロジェクトにも注目が集まる。 台湾グローバルウェーハズ、独シルトロニックを買収 信越化学に次ぐ業界2番手に浮上へ セミコン・チャイナが世界最大規模で開催~2年出張できずにいたら分からなくなる中国の変化 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL