日本で「筋が通らない」が発生する理由①
『まずカンタンな、できることから始める。筋とかは考えない』

禁煙政策で追記すると、多分、日本では「公共(パブリック)」の概念が海外とは微妙に違うのかもしれません。日本では「公共スペース(例:公道や公園)」→「みんなもの」→「誰のものでもない」→「つまり役所のもの」という構造なのかもしれませんね。

「筋が通らない」五輪開催

さて、この「筋が通らない」現象がコロナ禍で頻発しています。たとえば、5月12日の東京都他の緊急事態宣言延長にともない、当初、東京都所在の国立博物館や美術館は国の方針に基づき、営業再開予定でした。それが東京都の猛烈な抗議で、前日に休業延長となるドタバタ劇となりました。

こういう事例は他にもたくさんあります。たとえば自分は東京多摩エリア在住ですが、近所の都立公園の駐車場が閉鎖の間も、そのすくそばの市立公園の駐車場は開いていました。広域来場者の抑制などが理由らしいですが、やはり、分かりずらい。

■日本で「筋が通らない」が発生する理由②
『司令塔が複数あってハッキリしない。筋がバラバラで一杯ある』

次に五輪開催について。「感染対策をキチンとすれば五輪開催は可能」と「感染対策をキチンとしても飲食店は休業」。果たして筋が通っていますかね。これは自分の意見というよりは、テレビで橋下徹氏の言っていた受け売りです。よく考えれば、なるほど感一杯のコメントですよね。

■日本で「筋が通らない」が発生する理由③
『全体の整合性は考えないし興味もナシ。目先の利害関連事項が優先』