「貯金できない共働き夫婦」がやってしまうお金の下手な使い方

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総務省の労働力調査によると、2020年の共働き世帯は1240万。これは571万ある専業主婦世帯の倍以上です。今や当たり前とも言える共働きで夫婦ともども収入を得れば、家計が潤うのではというイメージがあるかもしれません。

しかし実際には共働きでも思うように貯金ができず、「このままだと老後資金が心もとない」と焦っている夫婦もいるようです。そこで今回は「お金がうまく貯められない」と悩んでいる3組の共働き夫婦に、お金の使い方について話を聞いてみました。

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「働いている分、子どもに何かしてあげなくちゃ」と思ってしまう

夫はメーカー勤務で、自分はIT企業で働いている30代のAさん夫婦。Aさんは昨年まで時短勤務制度を利用していましたが、今年に入って時差出勤を利用しフルタイムで働いているのだと言います。

「朝は早くて大変だけど、時差で1時間早く出社して仕事をし、1時間早く退社する。フルタイムじゃないとお金がヤバイ!と思って、人事部に掛け合った」と笑います。共働きなのにお金がヤバイ!とはどういうことなのでしょうか。

「夫も私も、母親が専業主婦だった。だから共働きって『子どもがかわいそうなのかな? 寂しいのかな?』と思ってしまって、子どもにアレコレお金をかけるようになった。寂しくないように習い事をさせてあげよう、友達を作って楽しんでほしいからサッカーチームに入れてあげよう、という感じで…」とその理由を話してくれたAさん。

「親が共働きだったという友人たちには、『子どもって意外と自分で楽しんでいるから、親が共働きでもそんなにかわいそうだなんて思う必要ないよ』と言われるけど、自分が働いている分、何か子どもにしてあげなくちゃ、と思ってしまう」とのこと。

Aさんには2人の息子さんがいますが、2人とも複数の習い事をしているそうです。子どもの習い事と保育園の費用でAさん自身の給料はほとんど消えていくのだそう。その状況ではなかなかお金が貯められそうもないですね。

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。