「すると、ついにひとりのスタッフが『走り回っちゃダメ!』ときつく叱ったんです」
怒られた子供は大号泣。するとそのワーママは、叱ったスタッフをキッとにらみつけると「かわいそうに…。ここは怖いおばちゃんがいるから、いったん外に出ようか」と言ったのだとか。
それをきっかけに、オフィスは「子連れ出勤NG」に。
「私たちが努力して、子連れでも仕事ができる環境を構築してきたのが、こともあろうに、同じ立場であるワーママのせいで、一瞬で無駄になりました」とAさんは、怒り心頭です。
「気持ちはわかるでしょ?」いえ、わかりません!
続いては、5歳の女の子を持つワーママ、Bさん(20代)。Bさんの職場には、Bさんを含めて3人のワーママがいます。その中の1人のせいで、他の2人がずいぶん肩身の狭い思いをしているそう。
「その問題のワーママが、とにかく公私混同なんです!『今日は買い物する時間なさそうだから』と、上司の目を盗んでスマホでネット宅配の注文をしたり、仕事をするふりをして、ネットでチラシを見たり。挙句の果てに、お土産を配られたとき『これ、うちの子好きなんです』と、何個も持って帰るんです」
ひとつひとつは些細なことですが、それが積み重なるとやはり周囲もいい気はしません。案の定、そのワーママは上司に叱責されることも多くなったのだとか。
「ただ、そのたびに私たちのところに来て『やっぱり働くママって、まだまだ肩身狭いよね。仕事と育児の両立が、どれだけ大変か、理解してもらえないんだよ』とグチるんです」