次に金融資産が「100万円未満」の割合も見ていきましょう。

【世代別】単身世帯「金融資産保有額100万円未満」の割合

  • 20歳代:28.3%
  • 30歳代:19.9%
  • 40歳代:15.2%
  • 50歳代:10.4%
  • 60歳代:9.1%

調査対象全体:17.2%

わかりやすくするため、先程の「金融資産非保有世帯」と「金融資産100万円未満世帯」の割合を合算します。

【世代別】単身世帯「金融資産非保有」と「金融資産100万円未満」の割合

  • 20歳代:71.5%
  • 30歳代:51.0%
  • 40歳代:50.7%
  • 50歳代:51.4%
  • 60歳代:38.5%

調査対象合計:53.4%

多くの人が年金受給を開始する60歳代の時点で、4割弱の人が「貯蓄を100万円持っていない」ということになりますね。

20歳代、30歳代の若年層ではより深刻で、半数以上が該当しています。20歳代に関しては7割が資産を形成できていない状況ですが、社会に出てからの年数が浅い点を考えると、致し方ない部分でもありそうです。