■勤労形態別 収入が「増えた」トップ3

  1. 契約・嘱託社員:24.4%
  2. 派遣社員:14.8%
  3. 自営業・自由業:13.7%

なぜ収入が「減った」「増えた」のか?

次に、コロナ禍の1年で収入が増減した理由を見ていきます。

■収入が「減った」と回答した人の理由(カッコ内の金額は例年より減った収入額)

  • コロナ感染拡大による仕事の減少(40代男性/自営業・自由業/100万円以上)
  • 雇い止めに遭ったため(30代女性/離職中/100万円以上)
  • 働き方改革による残業の抑制に加えてコロナ感染予防に付随する業務が増えた(50代男性/契約・嘱託社員/30万円以上50万円未満)
  • 私は歯科衛生士なのですが、虫歯の治療は来院されるのですが、メンテナンスが激減しました。4、5月に休業期間があったりで、ボーナスカットも痛かったです。(40代女性/正規社員・職員/30万円以上50万円未満)

■収入が「増えた」と回答した人の理由(カッコ内の金額は例年より増えた収入額)

  • 在宅勤務になり残業が増えたから(40代女性/正規社員・職員/10万円以上30万円未満)
  • コロナ禍での接客販売勤務に対しての特別給与(50代女性/正規社員・職員/10万円未満)
  • 同業他社の廃業による特需(40代男性/正規社員・職員/100万円以上)
  • ネットでの副業を開始したため(30代女性/派遣社員/100万円以上)
  • 医療・研究機器を取り扱う会社でボーナスが増えた(20代女性/正規社員・職員/10万円以上30万円未満)

上記を見ると、勤労形態のほか、業種も収入増減を大きく左右していることが読み取れます。なかには、雇い止めで100万円以上も収入が減った方もいるなど、苦しい1年になった方は少なくないようです。