定年退職前の50代「100歳までのお金」いくら必要か

老後を「65歳から100歳」までと捉えると、35年が老後生活となります。この場合に必要となるお金を計算してみましょう。

どうやら100歳まで長生きすると、2310万円が必要となるようです。

ただし、生活費は夫婦世帯が最低限の生活ができる「約26万円」で計算していますから、ゆとりある老後生活は難しいかもしれません。

ちなみに、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査（令和元年度）」では、ゆとりのある老後生活費は平均36.1万円となっています。

ゆとりのある老後を過ごす場合だと、36.1万円の支出（生活費）から、モデルケースの収入の約21万を差し引くと、赤字額は約15.1万円になります。

老後65歳から100歳までの35年で総額を計算すると、15.1万円（毎月の赤字額）×12ヶ月×35年＝6342万円となり、かなり大きなお金が必要となります。

今回の計算は夫婦世帯の想定ですから、単身世帯の場合、またライフスタイルの違いなどによって、必要なお金はかなり変わってきます。

どのくらいの老後資金を準備すれば安心か、一度お金の専門家に計算してもらうのもおすすめです。

老後資金の計算や、自分にあった金融商品、資産運用などにいたるまで、無料で相談にのってくれるサービスが充実しています。活用を検討してみてはいかがでしょうか。