株式投資の醍醐味

早いもので、間もなく12月となりました。米国の次期大統領が共和党のドナルド・トランプ氏に決定し、為替市場は円安、株式相場は株高へと進んでいます。活気づいた株式市場を見て、株式投資を検討しようとされている方も多いのではないでしょうか。

その株式投資には、3つの醍醐味があります。第1に株価の値上がり益、第2に配当収入、第3に株主優待です。その3つを一度に手にできそうなのが、まさに今の環境とタイミングと言えます。特に、年度末は配当や株主優待を手に入れることができる季節です。今回はその方法について解説します。

株式投資はトランプ大統領に刺激された今が好機

トランプ氏が新大統領に決定すると、その経済政策を評価した株式市場は活気づきました。選挙中はトランプ氏が勝利すると日本経済はどうなってしまうのかというような懸念もありました。しかし、選挙後はトランプ氏の過激な発言も鳴りを潜めています。

引き続き警戒は必要ですが、よほどのことがない限り、2017年1月の正式な就任までは、活気ある話題が市場の中心を占めそうです。これは株価にとっては追い風です。

配当は年度末の株主に支払われる

ところで、2月から3月にかけては企業の年度末にあたります。小売業の決算は2月、それ以外の多くの企業の決算は3月です。利益が出ている企業は年度末の株主に配当を出す可能性がありますので、これから株式投資を検討される方にとっては絶好のタイミングではないでしょうか。

株主優待も年度末の株主に提供される

年度末が投資を始めるタイミングとして良いのは、配当を手にすることができるからだけではありません。年度末の株主には株主優待が提供されることもあります。株主優待は個人投資家を増やそうとするための取り組みですから、魅力的な内容のものも多くあります。そのため、期末だけ株主として株主名簿に載ろうという投資家も少なくありません。

株主優待の内容は、クオカードや図書券といった現金に近いものから、お水、お米、お酒といった食品、また旅行で役立つ割引券など様々です。ご自身が良く使うお店やサービスを考慮しながら、投資をする際の参考にされるのはいかがでしょうか。

株主優待の内容についてさらに詳しく知りたい方は、投信1(トウシンワン)の姉妹サイトである株1(カブワン)のサイトが参考になります。ご興味のある方は、ぜひご参照ください。

>>株主優待で株式投資はもっと楽しくなる!-株1(カブワン)

株主優待をもらうための注意点

株主優待を手にするためには、事前に証券口座を開設しておかなければなりません。証券口座開設には時間がかかりますので、年末年始などの時間に余裕がある時に取り組んでおくとよいと思います。

証券口座の開設には、必ずしも店舗を持つ大手証券会社や地場証券に出向く必要はありません。スマートフォンで簡単に申し込むことが可能です。

口座を開設した後の売買手数料の安さや使い勝手を考えると、インターネット証券がおすすめです。ネット証券を多角的に比較した情報を以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

>>株主優待生活におすすめの証券会社は?-投信1(トウシンワン)

まとめ

いかがでしたでしょうか。証券口座を開設するのは面倒くさそうだという方も多いかと思いますが、年末年始は年度末の株主優待や配当を手にする準備のために、まとまった時間が確保できる絶好のチャンスかもしれません。ぜひ、空いた時間に取り組んでみてはいかがでしょうか。

なお、マイナンバーの情報なども必要なので、あらかじめスマホのカメラでマイナンバーの通知やカードを撮影しておくとよいでしょう。

 

LIMO編集部