「付加年金」とは何か
国民年金の受給額が少ないと感じた人は、付加保険料の納付を検討するのもひとつの方法です。
「付加年金」とは、国民年金第1号被保険者や任意加入被保険者が、毎月の年金保険料に加えて月額400円の付加保険料を支払うことで、65歳以降に受け取れる年金額が「200円×付加保険料納付月数」が上乗せで受け取れるというものです。
例:付加保険料を40年間(480月)納めた場合
- 付加保険料納付額:19万2000円(400円×480月)
- 付加年金額(年間):9万6000円(200円×480月)
付加保険料を納付する事で、受給する年金額に上乗せで最大9万6000円(年額)の付加年金を受取ることができます。
付加年金を2年以上受け取れば、わずか数百円の負担で支払った保険料以上の年金が受け取れるわけですから、大変オトクな制度です。
また、付加年金は定額なので増額も減額もありません。
既に国民年金基金に加入している人は、付加保険料を納付することができないので注意が必要です。