今期は営業利益から当期純利益まで黒字化を予想
2022年2月期(今期)について、リンガーハットは増収と黒字回復を予想。また、2020年2月期比で売上高+8.7%増の計画です。
とはいえ、4都府県で4月25日から緊急事態宣言が発出されるなど(5月11日までの予定)、足元では前期同様の厳しい経営環境が続いています。ただしコロナワクチン接種の広がりとともに経済正常化が進み、前期が売上の底となれば達成可能な業績予想といえます。
ただ、コロナワクチン接種の広がりとともに経済正常化が進み、前期が売上の底となれば、達成可能な業績予想といえます。
調理システムの自動化開発や、国産野菜の積極的利用の結果として国内のキクラゲ自給率を1%→8%に押し上げるなど、外食業界でユニークな施策を続けてきたリンガーハット。
これまでちゃんぽんの麺増量は無料でしたが、2月で麺無料サービスが終了しており、厳しい経営状況は既にサービスにも影響を与えています。約100億円の借入を背景にコロナ禍を乗り越えることができるのか、今後の業績の行方が注目されます。
参考資料
以下、すべて株式会社リンガーハット発表による。
- 2019年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2020年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2021年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 長崎ちゃんぽんリンガーハットFAN BOOK
石井 僚一