新卒入社・Aさん(男性)のケース

SNSを見てたら、みんなヤル気がある感じでキラキラしてて、虚しくなりました。そんなときに地元での飲み会があり、先輩たちに会社のことをグチったら、「お前、今まで理想通りや期待以上だったこと、どんだけある?」と聞かれ、ハッとしたんです。

そして、先輩たちにも同じような時期があったんだと安心しました。仕事を辞めようかと思っていたのを踏みとどまることができ、いまは充実した日々を送っています。

新卒入社・Bさん(女性)のケース

社内研修後に同級生で飲み会をしたら、みんな楽しくやってるみたいでヘコみました。でも、そのなかの1人が、「何が不満なのか」「解決方法はないか」を書き出すことをアドバイスしてくれたんです。

実行してみると、不満や解決方法がクリアになり、解決できないことは我慢する方法を考えるようになりました。そうするうちに、落ち込んでいた気分が少しずつ消えていったんです。

新卒入社・Cさん(女性)のケース

同期で集まって、よく会社の悪口やグチを言ってました。そのうち3人が、3か月も経たないうちに会社を辞めてしまったんです。

でも、その後が最悪だったみたいで、「面接で前の会社を短期間で辞めた理由をしつこく聞かれるし、それが原因なのか次が決まらない」と…。仕方なくバイトでつなぐ子もいるのを見て、理想ばかり追いかけていた自分に気づきました。

「リアリティショック」時にメンタルを保った工夫

こうした自然な流れで「リアリティショック」をやわらげてくれるような出来事があればありがたいですが、なかなかそうもいかないのが人生です。次は、自分自身でメンタルを保った人たちの対処方法について見ていきましょう。