伸びしろは少ないものの安定感のある公務員と、努力次第で収入を増やせる可能性のある会社員。どちらに魅力を感じるかによって「どちらの待遇のほうがいいか?」の答えは変わってきそうです。
なお、会社員は転職によって収入を増やせる可能性がありますが、転職を繰り返していると退職時にもらえる退職金が少なくなってしまうというリスクもあります。
その点、公務員は確実に退職金をもらうことができるので、老後の安心感という点においては会社員を上回っていると言えるかもしれません。
筆者の仲の良い飲み友達には、公務員になった人もいれば民間企業に就職した人もいます。お酒が進むと決まって相手の境遇がいかに勝っているか延々と愚痴をこぼし始めるので、公務員も会社員もお互いに「隣の芝生は青く見える」ということなのかもしれませんね。
まとめ
公務員と会社員、どちらのほうの待遇が上かについては一概に言うことはできませんが、少なくとも公務員のほうが安定しており、会社員はより個人の実力次第ということが言えそうです。どちらを良しとするかは人それぞれですが、その時の経済状況や社会情勢も反映されることでしょう。
公務員と会社員、どちらの道を選ぼうかと悩まれている方は、双方のメリット・デメリットについて事前にしっかりと理解しておく必要がありそうです。
参考資料
- 「令和2年地方公務員給与実態調査結果等の概要」(総務省)
- 「令和元年賃金構造基本統計調査の概況」(厚生労働省)
川上 俊介