援助を受けるのは恥ずかしい?

就学援助と聞くと、「受けるのが恥ずかしい」「周囲にバレたくない…」と思う場合もあるでしょう。文部科学省の「就学援助実施状況等調査結果」によると、令和元年度の就学援助対象となる児童生徒数は約134万人ですが、コロナ禍により今後対象となる家庭の増加も予想されます。

また、周囲にバレたくないという気持ちに配慮する自治体は多く、就学援助費に関わる書類は封筒に入れて見えないように配布されることも多いようです。基本的には周囲に分からないよう工夫されていると考えていいでしょう。

書類の配布については自治体のホームページにかかれていることもありますが、気になる方は一度問い合わせてみましょう。

子どもが学校生活で困ることのないように

就学援助については利用を悩む方もいると思いますが、基準に当てはまれば利用ができる制度です。子どもが困ることなく学校生活を送るための制度ということを忘れずに、利用を検討してみましょう。

また、あまり知られていない制度であり、自ら申請の必要もがあるため、認定基準に該当していても利用していない家庭もあります。個人的には必要とされている方にきちんと届くよう、児童手当と同じように周知されて良い制度だと思います。今後も社会の変化は考えられますので、いざという時のためにも知っておきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子