60代「貯金ゼロ世帯」と「2000万円保有世帯」何割いるか

Nataba/iStock

60代の人と言えば、

「定年を迎える人」「定年を迎えた人」

「既に定年を迎えて年金生活の人」

などなど、生活スタイルがガラッと変化する人も多い年代です。

「子どもの教育費」や「住宅ローン」の支払いに追われた現役時代とはうって変わり、「自分自身の老後の生活費」に目を向けて対策を練ることが必要となります。

私は大学卒業からこれまでファイナンシャル・アドバイザーとして、多くのお客様のファイナンシャル・プランニングを担当させていただきました。

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そこで今回は、リタイア生活目前の60代貯蓄事情について見ていきたいと思います。

60代の貯蓄額はいくらか

それでは、さっそく60代の貯蓄額を見ていきます。

下記は、金融広報中央委員会が報告した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」です。

60代の金融資産保有額(金融資産非保有世帯を含む)

  • 平均値:1745万円
  • 中央値:875万円

平均値は極端に大きな数値に影響されてしまうため、実態よりも数値が大きくなりがちです。

一方、中央値は数値を小さい順、あるいは大きい順から並べてちょうど真ん中にくる数値を指します。

中央値は他の値に影響を受けることはありませんので、実態をより反映していると言えます。

一昨年話題になった「老後2000万円問題」ですが、大きく取り上げられた記憶もまだ新しいと思います。

年金だけだと老後の生活費が約2000万円不足すると言われている昨今。

上記の金融資産保有額は、平均値も中央値も2000万円に足りていないという、なんともさびしい結果と言わざるを得ません。

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執筆者
  • 鶴田 綾
  • ファイナンシャルアドバイザー

福岡女学院大学卒。卒業後まもなく渡米、1年の留学生活の後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。特に生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。お金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚い。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。