1000人以上の保護者全員にPTA役員がマスト
学校生活に関わるあらゆる重要情報が、紙ベースで渡される小学校の世界。中でも筆者が驚いたのは、初めてPTA役員に関するプリントを見たときでした。
少なく見積もっても1000人以上はいるであろう保護者全員が、6年間のうち最低1回は役員にならなければいけないという規則が定められていたのです。
さらに、やむを得ない理由で役員の仕事ができない人は、理由を書いて提出し、その理由をクラスの懇談会で発表され、出席者の半数以上の賛同が得られないと辞退できないという規則も。家庭や個人の事情が大勢の人にさらされ、評価されてしまうという仕組みには、違和感しかありませんでした。
保護者が平等に仕事を負担するように、という考えが基本になっているようですが、各家庭の事情も多様化している今、このような規則が最適といえるのか…疑問に感じる筆者。コロナの流行を機にPTAの役員選出方法も見直されつつあるので、どの保護者も自分なりの方法で学校運営に協力できるよう、改善されていくことを願ってやみません。
独特のマンモス校世界を楽しんでみよう
ときにモヤっとすることもあるものの、独特のルールで運営されているマンモス小学校での日々は楽しいものです。何より、大所帯を抱えながら子供が楽しく通える環境を整えてくれている学校には、感謝してもしきれません。
たくさんの人に出会えるマンモス小学校で、親も子も多くの学びを得ています。
金谷 ひつじ