一方で、金融資産を保有していない世帯を含む各世代の平均貯蓄額と中央値は以下の通りです。

金融資産を保有していない世帯を含む平均貯蓄額（カッコ内は前年の平均値）

  • 20歳代：292万円（165万円）
  • 30歳代：591万円（529万円）
  • 40歳代：1012万円（694万円）
  • 50歳代：1684万円（1194万円）
  • 60歳代：1745万円（1635万円）
  • 70歳以上：1786万円（1314万円）

金融資産を保有していない世帯を含む中央値（カッコ内は前年の中央値）

  • 20歳代：135万円（71万円）
  • 30歳代：400万円（240万円）
  • 40歳代：520万円（365万円）
  • 50歳代：800万円（600万円）
  • 60歳代：875万円（650万円）
  • 70歳以上：1000万円（460万円）

中央値とは、貯蓄額が少ない順に並べた時に全体の真ん中にくる人の金額を表しています。

平均値は一部の極端に貯蓄が多い人の値に影響を受けるため、値が大きくなりがちですが、中央値はその他の値に影響を受けませんから、より実態を反映した値といえます。

皆さんの貯蓄額は平均値や中央値と比較してどうだったでしょうか。

コロナ前と比較し、コロナ禍では平均値、中央値ともに増加している世帯が目立ちます。

特に金融資産非保有世帯の60歳代、70歳以上の世帯は大きく値が増加しています。