1回に数十人分の料理が作れる

普通の店では、注文を聞いてからシェフが料理しますが、ビュッフェ店では店が先に数十人分の料理を作って客を待ちます。これが大きいのです。

料理は数十人分作るとしても1人分作る時の数十倍の手間がかかるわけではありません。したがって、ビュッフェ店のシェフは効率的に働けるわけです。労働生産性が高いわけです。

そのうえに、ビュッフェ店のシェフは1日中忙しく働けるというメリットもあります。朝から数十人分のランチを作るわけですから。

一方で、普通の店のシェフは注文を受けてからが勝負なので、本当に忙しいのはランチタイムだけかもしれません。それなら、いっそうビュッフェ店のシェフの労働生産性が高いということになりますね。

材料の仕入れにもメリットがあります。普通のレストランでは、客が何を注文するかわからないので、メニューにある品を作るために必要な材料を全て仕入れる必要があります。結果として、その一部は廃棄されてしまうでしょう。

しかし、ビュッフェ店では作るものを自分で決めるので、仕入れに無駄がありません。作ると決めて、それを作るのに必要な材料だけを仕入れれば良いのです。加えて、もしかすると、少ない種類の材料を大量に仕入れるので、値引き交渉ができるかもしれませんね。