定年60代、貯金2000万円で本当に足りるか

定年60代、貯金2000万円で本当に足りるか

では、2000万円で本当に老後の生活費は賄えるのでしょうか。

老後2000万円問題の注意すべきポイントを3つ見ていきましょう。

注意ポイントその1:持ち家が前提となった住居費用

下記は老後2000万円問題のモデルケース世帯の支出の内訳の主なものです。

  • 食費:6万4444円
  • 住居:1万3656円
  • 光熱・水道:1万9267円
  • 交通・通信:2万7576円
  • 教養・娯楽:2万5077円
  • 保険医療:1万5512円
  • 非消費支出:2万8240円

住居費用に注目です。1万3656円という想定となっています。

現在、賃貸住まいの人は「そんなに安い金額で住宅は借りられない」と思われたかもしれませんね。

老後に賃貸を想定されている方は、別途住居費用の準備が必要になりそうです。

注意ポイントその2:モデルケースの支出は約26万円

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(令和元年度)」では、ゆとりのある老後生活費は平均36.1万円となっています。

老後の生活費は世帯により様々かと思いますが、ライフスタイルを重視すると生活費はいったいいくら必要か、一度確認しておいた方がよさそうです。

注意ポイントその3:介護費用が含まれていない

今は核家族化や未婚率の上昇など、自分で介護費用を準備する時代になってきています。

2000万円の算出には介護費用は含まれていません。したがって、将来老人ホームへの入居などを検討されている人はその費用を別途用意することが必要となります。

老人ホームなどの費用は地域よって異なります。お住いの地域でどのくらいの費用がかかるのか、一度確認しておきましょう。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
森重 由里子

学習院女子大学卒。卒業後は地方局のアナウンサーとして活躍。結婚、子育てを経て、未経験ながらも金融業界に転職。前職のオリックス生命保険では優秀な成績を収め、数々の賞を受賞。マネージャーに昇格後は部下の育成にも携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。