老後の資産形成に投資信託が相性いいのはなぜか
あえてタイミングをはからない投資信託の積立投資がなぜ老後の資産形成に適しているのでしょうか。
それは毎月投資する金額を一定にすることで、相場が下がっているときは口数を多めに買い、反対に相場が上がっている時は口数をあまり買わなくてすむ、という効果が自動的に得られるからです。
タイミングを分散することでリスクを抑えるこの手法は「ドル・コスト平均法」と言われる、初心者でも失敗しない投資法とされています。
また、一般的に、成長資産に長期間かけてコツコツ積立投資をすることでリスクが軽減され、リターンが安定すると言われています。
リスクを抑えて運用したい場合は、20年以上、できれば30年以上かけて積み立てていくことをおすすめします。
20代~40代の人は、まだ老後まで十分時間が残されています。そのため、時間を味方に付けられる老後の資産形成には投資信託との相性がよいと言えるでしょう。
もし老後まで30年も時間が残されていない人は、老後生活に入ってからも一気に資金を取り崩さず、必要分だけを少しずつ切り崩しながら運用は継続するなど工夫をしながら時間を確保するようにしましょう。