ご自身が老後にどのくらいの年金をうけとれそうか、確認してみたことはありますか?

ねんきんネットやねんきん定期便などで確認されていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

老後の年金受給額は、現役時代の働き方、年金加入状況により個人差があります。

今回は『厚生年金&国民年金「いまどきシニアの受給額」』と題して、ふたつの年金制度の最新の支給額みていきます。

ねんきんのしくみ

「日本の年金制度は2階建て」と呼ばれることがあります。これは、ベースとなる「国民年金(1階部分)」と上乗せ部分である「厚生年金(2階部分)」、2つの年金制度で成り立っているからです。

「2階建て」のイメージ

2階部分「厚生年金」・・・公務員や会社員が「国民年金」に上乗せして加入
1階部分「国民年金」・・・日本国内に住む「20歳以上60歳未満」の全員に加入義務


そして、老後に受給できる年金は、以下のようになります。

国民年金だけ加入していた人(自営業、フリーランス、専業主婦(夫))

→「老齢基礎年金」(1階部分のみ)

厚生年金に加入していた人(サラリーマン・公務員)

→「老齢基礎年金」+「老齢厚生年金」(1階&2階部分)

 

私たちの老後生活を支える柱「公的年金」。その支給額は、現役時代の働き方や収入、そして年金加入期間などの実績により、個人差があります。

今回は、2020年12月に厚生労働省年金局が公表した「令和元年(2019年)度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、現在のシニア世代がどのくらい年金を受け取っているのかをみていきます。