現代の「社畜」の特徴は?働き方改革で社畜は減るのか

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SNSを中心に、「社畜」という言葉が流行しています。「卒業したら4月から社畜だよ」など、会社で働くことそのものを意味する表現として使われる場合もあるようです。

実は、「社畜」は1990年の流行語でした。1990年といえば、バブル期の真っただなか。「24時間タタカエマスカ」もこの時代の流行語です。近年ブラック企業が社会問題になったこともあって、「社畜」に再び注目が集まっています。

そもそも、社畜とは何か

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社畜は、「会社」と「家畜」をあわせた造語です。会社に飼い慣らされ、会社の指示に従順に従う家畜のような会社員を意味します。「企業戦士」や「会社人間」などと比べると、からかいや自嘲の意味合いが強いネガティブな言葉といえるでしょう。主体性がなく会社の言いなりになっている人は、周囲の人から社畜だと思われているかもしれません。

社畜の特徴は

社畜になる人には、共通の特徴があるといわれています。

会社への貢献を最優先にする

会社のために滅私奉公の努力をするのが社畜と呼ばれる社員の特徴です。具体的には、下記のような特徴があります。

  • 仕事を断れない
  • 社内の評判を必要以上に気にする
  • 残業・休日出勤を嫌がらない
  • 上司には絶対服従
  • 主体性がない

社畜とは、人生を会社にささげる人ともいえます。サービス残業や転勤もいとわず、プライベートの時間を仕事や接待ゴルフ、上司に勧められた趣味などに費やします。生活のすべてが会社中心に回り、家族や自分は後回しです。「仕事以外にやりたいことがない」「仕事をしていないと落ち着かない」という気持ちになる人もいるようです。

今の会社以外で働ける自信がない

転職が当たり前の時代になりましたが、高待遇での転職には専門的なスキルや知識、実績などが必要です。一方、転職を成功させる自信がなく、就職できた今の会社にしがみつく人もいます。キャリアアップに熱心な人が上を目指して転職し、自信がない人が会社に残るという構図になりやすい状況です。

テレワーク社畜

コロナ禍の影響でテレワークにシフトする企業が増え、「テレワーク社畜」ともいうべき社員も現れています。

テレワークには多くのメリットがありますが、注意点も少なくありません。その1つが、仕事とプライベートの切り替えがしにくいことです。やろうと思えばいつでも仕事ができるため、常に仕事のことを考えてしまうという人も多いのではないでしょうか。とくに断るのが苦手な人は、テレワーク社畜になりやすいといえるでしょう。

テレワークの見逃せないデメリットとして、孤独感や不安感が高まりやすい点が挙げられます。こまめなコミュニケーションや雑談がしにくく、基本的にひとりで作業をする必要があるためです。断れないまま大量に引き受けた仕事が思うように進まないと、精神的に追い込まれる可能性が高まります。

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執筆者

埼玉大学経済学部卒業後、テクノロジー関連の専門紙の記者に従事。現在はビジネス・経済系メディア向けの執筆を行う。2児の母。