勤務年数別にみる、みんなの退職金はいくらか
次に、勤続年数別の定年退職金の金額についても見ていきたいと思います。前項と同様の調査結果より、勤続年数別の内訳は以下の通りです。
大学・大学院卒
- 勤続20年～24年：1267万円
- 25年～29年：1395万円
- 30年～34年：1794万円
- 35年以上：2173万円
高校卒（管理・事務・技術職）
- 勤続20年～24年：525万円
- 25年～29年：745万円
- 30年～34年：928万円
- 35年以上：1954万円
高校卒（現業職）
- 勤続20年～24年：421万円
- 25年～29年：610万円
- 30年～34年：814万円
- 35年以上：1629万円
大学卒ですと比較的コンスタントに退職金が上昇しているようですが、高校卒の場合、定年間際の35年以上で退職金額が急激に上昇するようです。
つまり、長く勤めた方が有利というふうにも考えられますね。
ただ、一つの会社に勤め上げるというのは、もはや過去の常識です。
転職をする人は転職先の勤務年数で、退職金を計算する必要があります。転職後の勤務年数が長くないと、十分な退職金を受け取れない可能性があります。
転職の際は退職金のことも考えながら、身の振り方を決めていきたいものですね。
