つまり、半数以上の人は、コロナ対策の支出は10,000円以下だった、ということになります。確かに、マスクにしても手指の消毒剤にしても、単価はさほど高くはありませんよね。その一方、約15%の人が1万円を超える支出をした…という回答。5万円を超えると回答した人も1.4%いました。

購入したものの内訳では、「マスク」「ハンドソープ」「消毒剤」などの回答が、やはり大多数。その中に、少数派として「PC」「モニター」「運動器具」などの、デジタル機器や家電、趣味のアイテムを挙げる人も。

どうやら、「コロナ対策で購入したもの」という意味を「純粋に感染予防対策として購入したアイテム」と捉える人と、「ウィズコロナの新しい生活様式に対応するためのアイテムも含む」と捉える人がいるよう。おそらく消費金額に大きな開きがあるのも、この「コロナ対策」の捉え方の違いに起因しているのでしょう。

まとめ

思えばコロナ以前と比べると、スーパーやドラッグストアで目につく商品も大きく様変わりしました。さまざまなデザイン・機能を備えたマスク、非接触型の体温計、消毒液…こんなアイテムに注意を向ける日が来るなんて、かつては思いもよらなかったはず。

まだまだ終息には時間がかかりそうなこのコロナ禍。もしかしたら、また新たなニーズを獲得する意外な商品が登場するかもしれませんね。

さて、2021年には、いったいどんな「新ヒット商品」が生まれるのでしょうか。

参考資料

大中 千景