コロナ禍の影響で売上げが伸びた商品とは?

コロナ禍の影響で売れた商品は?と聞かれたら、ほとんどの方が「マスク・手指消毒剤・体温計」などの、いわゆる「ニューノーマルライフの三種の神器」を思い浮かべるのではないでしょうか? この3つは、どれも一時期品切れが起き、購入騒動になったのも記憶に新しいところ。

マーケティングリサーチ会社、インテージの「全国小売店パネル調査」(全国約4000店舗から収集する小売店販売データ)によると、2020年に「最も売り上げを伸ばした日用消費財カテゴリー」は、

  • 1位:マスク(金額前年比425%)
  • 2位:殺菌消毒剤(同302%)
  • 3位:体温計(同249%)

4位以降は、うがい薬、濡れティッシュ…と続きます。

面白いのは、6位に玩具メーカー菓子(金額前年比153%)、8位にプロテイン粉末(同139%)がランクインしているところ。

おそらく玩具メーカー菓子は、「鬼滅の刃ブーム」とステイホーム中の子供のために、知育菓子を購入してあげる家庭が多かったのが一因ではないでしょうか。

8位のプロテイン粉末は、特に女性の購買層が大きく増加したもよう。コロナ禍で運動する機会が減り、「巣ごもり美容」が話題となった昨年、健康や美容に気をつかう女性から支持を集めたようです。

「コロナ対策」にみんなどれくらい使った?

続いて気になることと言えば、「コロナ対策で、みんないくらくらい使ったのか?」ということ。

日本取引所グループが運営するサイト「東証マネ部!」が、2020年6月に全国20〜40代の会社員を対象に行ったアンケートによると、「コロナ対策で購入したものに使った金額は?」という質問に対する答えで最も多かったのは、「1000円超〜5000円」で31.7%。次いで「5000円超〜1万円」が20.5%、1000円以下が10%となっています。