コロナ禍を機に、夫婦やパートナーと過ごす時間が増えたという方もいるのではないでしょうか。一緒にいる時間が増えたことで、より仲良くなれた、逆にけんかが増えたなど、コロナ禍は夫婦関係にもさまざまな影響を及ぼしています。
そこで本記事では、最新の調査結果をもとに、夫婦のお金事情を深掘りしていきます。
お金が原因の夫婦げんか、平均は年2.2回
昨年10月、スパークス・アセット・マネジメント株式会社は、夫婦の金銭事情や投資に対する意識を明らかにするために、全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女を対象に「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査 2020」を実施しました。
同調査の中で、全回答者に「お金が原因の夫婦げんかを1年間でどのくらいしているか」と聞いたところ、66.9%が「0回」と回答し、年1回以上と回答した人は全体の33.1%でした。つまり、3組に1組の夫婦はお金が原因で年1回以上夫婦喧嘩をしているということになります。
また、なかには「5~10回未満(5.2%)」「10~20回未満(5.2%)」「20回以上(2.3%)」という回答者も。夫婦の約1割はお金が原因で繰り返し揉めごとに発展していることがわかります。全体の夫婦げんかの平均回数は年2.2回ですが、お金が夫婦間でのトラブルを引き起こす原因となる場合は少なくないようです。
実際に、別の質問の中では、全体の約2割の夫婦が「(これまでに)お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある」と回答しており、良好な夫婦関係を維持していくためにお金の問題は切っても切り離せないことがわかります。