揉めごとを防ぐための「夫婦間のマネールール」

お金が原因の夫婦げんかや離婚の危機を避けるために、夫婦間でもさまざまな努力があるようです。

回答者に「夫婦にどのようなマネールール(お金に関するルール)があるか」と尋ねたところ、図1のように多様な夫婦間のマネールールが浮かび上がってきました。ここでは上位3つのルールについて取り上げます。

図1 夫婦間のマネールール

出典:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」(プレスリリース画像)

①勝手に高額な買い物をしない

まず「勝手に高額な買い物をしない」というルールが、36.5%で最も多い結果となりました。

ちょっとした買い物や自分だけが使うものなら良いけれど、高額な買い物や家族みんなで使うもの、場所をとるような大きなものを購入するときには、まずは買う前に相談してほしいと考える人が多いようです。

どの程度の金額が「高額な買い物」にあたるかは、人によって異なるところなので、事前に夫婦で話し合っておくと良さそうです。

②おこづかいの使いみちには口を出さない

2番目に多かったのが「おこづかいの使いみちには口を出さない」というルールです。

ちなみに、同調査で毎月のおこづかい額(=ひと月に自由に使えるお金)について聞いたところ、「1万円~3万円未満」が36.4%と最も多く、全体の平均は27,998円でした。これは、前年の調査に比べると1,135円少ない金額になっています。

男女・年代別では、男女共に40代で大幅な減少傾向がみられ、40代男性は30,610円(昨年比▲5,350円)、40代女性は15,416円(昨年比▲7,804円)となりました。