新型コロナウイルスで、私たちのこれまでのライフスタイルは大きく変わっていきました。経済面への影響は特定の業種にとどまらず、多方面で雇用や収入などへの不安が指摘されています。
親の収入が減少すると家計を見直す必要が出てきますが、子どもの教育費も見直し対象になりやすいもの。「できればお金をかけずに学力を向上させたい」のが親の本音かもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。
株式会社インタースペースが運営する「ママスタまなび」が2021年の1月下旬〜2月上旬に行った「小学生・中学生の塾通い」に関するアンケート調査からは、塾選びでは必ずしも「塾の月謝」が重視されているわけではないことが浮かび上がってきました。
親が考える塾選びの基準は?
中学受験をしない場合でも、「苦手科目をなくしたい」「学校の勉強だけでは不安」と小学校から塾通いを始める子は少なくありません。最近は、地方都市でも小学校高学年向けの英語クラスを設ける塾もあります。
我が子を塾に通わせようかと考え始める時、他の家庭ではどういった点を重視しているのか気になるところですよね。
「ママスタまなび」のアンケートでは、小・中学生の子どもがいる1,037人のママから有効回答が得ています。そこで子どもの塾を選ぶ際に重視した点を複数回答で選んでもらった結果、まず、小学生の保護者の69.5%が「子どもと塾の雰囲気が合うか」を重視していました。
次いで「教室までのアクセスの良さ」が続き、3番目に多い「月謝・塾の費用」を重視している小学生の保護者は、全体の37.9%です。