月謝のボリュームゾーンはどのくらいか

小・中学生の保護者いずれにおいても塾選びをする際に重視する条件の3位となっている「月謝や塾の費用」ですが、月謝のボリュームゾーンはいくらくらいなのでしょうか。

同アンケート調査の結果では、塾の月謝(季節講習会などは除く)は「1万1円〜2万円」が小学生では38.4%、中学生は33.9%と最多でした。しかし、中学生では「2万1円~3万円」の割合も31.5%あり、7割近くが1万1円から3万円がボリュームゾーンだということが分かります。

とはいえ、「毎月1万円ちょっとなら家計をやりくりして塾代を捻出できる」と思っていても、いざ通塾を始めると季節講習会やテスト代、テキスト代などの出費が付きもの。特に受験学年になると春期講習、夏期講習では他学年よりも長期間の講習プランが組まれるため、必然的に料金も高くなります。

そのため、月謝だけを見るのではなく、トータルでどの程度かかるのかを考えることも塾選びで重視したいポイントです。

コロナ禍収束への道筋が見えてきたとしても、経済状況や雇用情勢が劇的に回復することは期待できません。しばらくは収入源の変動も起こりえることを念頭に置きつつ、「確実に支払いができる」「家計に無理のない範囲」とある程度決めておくことが必要でしょう。

また、中学受験、高校受験のためにと塾に教育費をつぎ込み過ぎると専門学校や大学進学時の学費に困ることもありえますので注意が必要です。